【在職中の転職活動 実態調査】会社に隠して転職活動した人58.2% ── 隠し技1位は「有給で面接」47%、“今の仕事に満足な人ほど隠す”逆説も

【PR】当ページのリンクには広告が含まれている場合があります。
会社に隠して転職活動をした会社員は58.2%、隠し技1位は「有給で面接」47%(レビューファクト調査)

在職中に転職活動をした574名に調査 ── 活動を「隠した」人は58.2%、隠し技1位は「有給で面接」47%。意外にも“今の仕事に満足な人ほど隠す”逆説も明らかに

「今の会社に在籍したまま、こっそり次を探す」。在職中の転職活動は、もはや珍しいことではありません。けれど多くの人は、それを会社や同僚に「隠して」進めています。実際、どれくらいの人が隠しながら動いているのでしょうか。

転職サービスのレビュー・比較メディア「レビューファクト」( https://jobshift.xsrv.jp/ )は、全国の20〜49歳・正社員のうち在職中に転職活動をした574名、さらにそれを隠した経験がある100名を対象に調査を実施しました。

在職中の転職活動を隠していたか、隠すためにどんな工夫をしたか、会社にバレた経験はあるか、そして隠しやすいのはどんな人かを質問しています。

本調査の結果、在職中の転職活動を「隠した」人は58.2%。一部の人にだけ話した層も含めると、実に85.2%が「完全には公にしていなかった」ことになります。隠し技の1位は「有給・半休を使って面接」47%でした。

さらに意外だったのは、今の仕事に「満足」している人ほど隠すという逆説です(満足層68.8% vs 不満層45.1%)。「不満だからこっそり探す」という通説とは、むしろ逆の傾向が見えてきました。

本調査における主な結果
  • 在職中の転職活動を「隠した」人は58.2%、堂々と公にした人はわずか14.8%(7人に1人)
  • 隠し技1位は「有給・半休を使って面接」47%、2位「私服出社を避ける」26%
  • 約3人に1人(31%)が「バレて気まずい思い」、隠し通せた人は47%
  • 【逆説①】今の仕事に“満足”な人ほど隠す(満足層68.8%/不満層45.1%=約1.5倍)
  • 【逆説②】転職を本気で考える人ほど隠す(積極検討層70.4%/無関心層34.8%=約2倍)
  • 在職中に動いた人ほど隠す(63.9%)/“守るもの”がある人ほど隠す(子持ち65.8%・既婚63.2%)

※調査方法や対象者などの詳細については、後述の「調査の実施概要」をご覧ください。隠す工夫は複数回答のため、合計は100%を超えます。

目次

1.在職中の転職活動を「隠した」人は58.2% ── 堂々と公にした人はわずか14.8%

「在職中の転職活動は、こっそり進めるもの」――そんな空気は、どこまで広がっているのでしょうか。在職中に転職活動をした574名に、それを会社や同僚に隠していたかを尋ねました。

在職中の転職活動を隠した人は58.2%。完全に隠した23.3%、ほとんど隠した34.8%、一部の人には話した27.0%、隠さず公にした14.8%
在職中の転職活動を「隠した」人は58.2%、堂々と公にした人はわずか14.8%(出典:レビューファクト調べ)

「完全に隠していた」23.3%、「ほとんど隠していた」34.8%。合わせて58.2%が在職中の転職活動を隠していました。一方、「隠さず公にしていた」人はわずか14.8%(約7人に1人)

「一部の人にだけ話した」27.0%を合わせると、85.2%が“完全には公にしていなかった”ことになります。

編集部の視点

在職中の転職活動を「隠す」のは、後ろめたいからではありません。引き止めや気まずさを避け、内定が出るまで現職に支障を出さないための、いわば“大人の段取り”です。隠すことそのものは、ごく当たり前の行動になっています。だからこそ、隠し方や「バレたとき」の現実を知っておく価値があります。

2.隠し技1位は「有給で面接」47% ── “あるある”な隠し方

では、人はどんな手を使って“バレない転職活動”を成立させているのか。隠した経験のある100名に、その具体的な「工夫」を挙げてもらいました。

在職中の転職活動を隠す工夫1位は「有給・半休を使って面接」47%、私服出社を避ける26%、SNS・社内に出さない24%、面接を就業後・休日に設定24%、同僚・上司に話さない20%
隠し技1位は「有給・半休を使って面接」47%(出典:レビューファクト調べ)

1位は「有給・半休を使って面接に行った」47%。次いで「私服で出社する日を避ける」26%、「SNS・社内には一切出さない」「面接を就業後・休日に設定」がともに24%、「同僚・上司に一切話さない」20%と続きました。

上位に並んだのは、特別なテクニックではなく“ごく普通の段取り”でした。有給を使い、私服を避け、面接を就業時間外に寄せる――誰もが思いつく工夫を、皆が淡々と実践しています。

在職中の転職活動は「バレないように動くのが普通」という前提が、すっかり定着していることがうかがえます。

3.約3人に1人(31%)が“バレて気まずい思い” ── 隠し通せた人は47%

どれだけ巧みに隠しても、ふとした拍子に気づかれることはあります。隠した経験のある100名に、実際に「バレた」ことがあったかを聞きました。

在職中の転職活動がバレた経験。隠し通した47%、バレて気まずい思い31%、バレたが特に問題なかった22%
約3人に1人(31%)が「バレて気まずい思い」、隠し通せた人は47%(出典:レビューファクト調べ)

「バレなかった(隠し通した)」が47%と最も多い一方、「バレて気まずい思いをした」が31%、「バレたが特に問題なかった」が22%でした。

つまり約3人に1人がバレて気まずい思いを経験し、バレた人全体では半数以上が「特に問題なかった」と答えています。

隠し通せた人が半数近くいる一方、バレるときはバレます。ただ、バレた人のうち「特に問題なかった」が4割超を占めた点は見逃せません。バレること自体より、「気まずさ」をどう乗り越えるかのほうが、現実的な課題なのかもしれません。

4.【逆説】今の仕事に“満足”な人ほど隠す ── 満足層74.7% vs やや不満層44.5%

「不満だから、こっそり次を探す」――そう思われがちですが、本当にそうでしょうか。今の仕事への満足度別に隠した割合を見ると、通説とは正反対の景色が広がっていました(在職中に活動した574名)。

仕事満足度別の隠した割合。満足74.7%、やや満足66.4%、やや不満44.5%、不満47.4%
今の仕事に「満足」な人ほど隠す(満足層74.7%・満足計68.8%)(出典:レビューファクト調べ)

結果は通説と逆でした。今の仕事に「満足」な人は74.7%が隠していたのに対し、「やや不満」な人は44.5%。満足層(68.8%)は不満層(45.1%)の約1.5倍も隠していました。むしろ不満な人のほうが、隠さず公にする傾向が見られます。

編集部の視点

「満足な人ほど隠す」のは、一見ふしぎですが、心理としては腑に落ちます。今の職場との関係が良好だからこそ、それを壊したくない――だから慎重に隠す。逆に不満が強い人は、現職への執着が薄く、隠す動機も弱くなりやすい、と読み取れます。これはあくまで満足度と隠す行動の相関であり、因果を示すものではありませんが、「円満な人ほど水面下で動く」という実態を示唆しています。

5.【逆説】転職を本気で考える人ほど隠す ── 積極検討層70.4% vs 無関心層34.8%

転職への本気度は、“隠す念入りさ”に表れるのでしょうか。現在の転職意向別に、隠した割合を比べました(在職中に活動した574名)。

転職意向別の隠した割合。積極的に考えている70.4%、なんとなく68.1%、今は考えていない45.1%、まったく考えていない34.8%
転職を本気で考える人ほど隠す(積極検討層70.4% vs 無関心層34.8%)(出典:レビューファクト調べ)

転職を「積極的に考えている」人は70.4%、「なんとなく考えている」人も68.1%が隠していました。一方、「まったく考えていない」人は34.8%にとどまり、積極検討層は無関心層の約2倍

さらに「まったく考えていない」層は48.5%が“隠さず公にしていた”と、最もオープンでした。

本気で次を狙う人ほど、現職に影響を出さないよう静かに動いています。逆に「今は考えていない」人は、過去にオープンに活動した経験を持つ人が多く、隠す必要がなかったとも考えられます。

水面下で動いている同僚は、見た目以上に多い――この結果は、そんな現実を映しています。

6.在職中に動いた人ほど隠す ── 63.9% vs 退職後46.6%

在職中に動くか、辞めてから動くか。そのタイミングの違いは、隠す必要性をどう左右するのでしょうか(在職中に活動した574名)。

活動タイミング別の隠した割合。在職中に活動した人63.9%、退職後に活動した人46.6%
在職中に動いた人ほど隠す(63.9% vs 退職後46.6%)(出典:レビューファクト調べ)

在職中に活動の中心があった人は63.9%が隠していたのに対し、退職後に活動した人では46.6%。在職しながら動く人ほど、隠す必要に迫られていることがわかります。働きながら次を探すうえで、「隠す」は避けて通れないテーマだといえそうです。

退職後の活動なら隠す相手がいませんが、在職中はそうはいきません。収入を保ちながら次を探す“在職中転職”が主流になるほど、上手に隠す段取りの重要性は増していきます。

7.“守るもの”がある人ほど隠す ── 子どもがいる人65.8%・既婚63.2%

守るべき家庭がある人ほど、慎重になるのか。子どもの有無・未既婚で隠した割合を比べると、はっきりした差が現れました(在職中に活動した574名)。

家庭状況別の隠した割合。子どもあり65.8%、既婚63.2%、未婚54.1%、子どもなし52.8%
“守るもの”がある人ほど隠す(子どもがいる人65.8%・既婚63.2%)(出典:レビューファクト調べ)

子どもがいる人は65.8%、既婚の人は63.2%が隠していました。子どもがいない人(52.8%)・未婚の人(54.1%)と比べて10ポイント前後高い結果です。

守るべき家庭や収入があるほど、「失敗できない」という慎重さが隠す行動につながっていると考えられます。

家族を養う立場では、転職活動が現職に知られて立場が悪くなる事態は避けたいもの。“守るもの”がある人ほど、リスクを抑えて静かに動く傾向がうかがえます。慎重さは、責任の裏返しでもあります。

8.若い世代ほど隠す ── 20代63.0%→40代55.5%

最後に、世代による違いです。若手とベテランで、“隠す”という行動はどれだけ変わるのでしょうか(在職中に活動した574名)。

年代別の隠した割合。20代63.0%、30代58.2%、40代55.5%
若い世代ほど隠す(20代63.0%→40代55.5%)(出典:レビューファクト調べ)

20代は63.0%、30代58.2%、40代55.5%と、若い世代ほど隠す傾向が見られました。差は大きくありませんが、どの年代でも半数を超えており、性別では男性60.5%が女性55.7%をやや上回っています。

編集部の視点

若い世代ほど隠す背景には、職場での立場の不安定さや、転職が決まる前に動きを知られたくないという慎重さがあると考えられます。一方で、年代を問わず「隠すのが当たり前」になっている点こそ重要です。在職中の転職活動は、もはや特別な行動ではなく、働く人の標準的なプロセスになっています。

まとめ:転職活動は「隠す」が当たり前 ── 隠すより、バレても困らない動き方を

本調査からは、在職中に転職活動をした人の58.2%がそれを「隠して」おり、堂々と公にした人はわずか14.8%にとどまることが明らかになりました。隠し技の1位は「有給で面接」47%。在職中の転職活動は、もはや「バレないように動くのが普通」になっています。

そして意外にも、今の仕事に満足な人ほど、転職を本気で考える人ほど、“守るもの”がある人ほど隠すという傾向が見えました。「不満を抱えた人がこっそり辞める」というイメージとは異なり、円満で慎重な人ほど水面下で動いているのです。

在職中の転職活動を隠すこと自体は、後ろめたいことでも特別なことでもありません。大切なのは、隠すことに神経をすり減らすより、「バレても困らない」進め方を選ぶこと

有給の使い方や情報管理の段取りを整え、信頼できる転職のプロに相談しながら動けば、現職を続けながらでも落ち着いて次の一歩を踏み出せます。

調査の実施概要

スクロールできます
項目内容
調査機関自社調査(レビューファクト)
調査方法インターネット調査(アイブリッジ株式会社「Freeasy」)
対象エリア全国
対象者全国の20歳〜49歳・正社員の男女(隠した割合・満足度別・転職意向別・活動タイミング別・家庭状況別・年代別=在職中に転職活動をした574名/隠す工夫・バレた経験=在職中の転職活動を隠した経験がある100名)
調査期間2026年6月16日〜6月19日
有効回答スクリーニング調査1,000名(うち在職中に転職活動をした574名で集計)/本調査100名
集計についての注記
  • 「隠した割合」および各クロス集計(セクション1・4・5・6・7・8)は、スクリーニング調査の回答者のうち「在職中に転職活動をした」574名を分母に集計しています。
  • 「隠す工夫」「バレた経験」(セクション2・3)は、在職中の転職活動を隠した経験がある100名を対象とした本調査の結果です。
  • 「子の有無」「未既婚」(セクション7)は、同じ574名をそれぞれ別の切り口で分けたものです。
  • 隠す工夫は複数回答のため合計は100%を超えます。隠した割合・バレた経験は単一回答です。
  • 割合は四捨五入した値を表示しているため、合計が100%にならない場合があります。

レビューファクトについて

レビューファクト(Review Fact)は、「迷ったときの羅針盤」をタグラインに掲げる、転職・キャリア系サービスのレビュー・比較メディアです。

転職エージェント、キャリアコーチング、退職代行、スキルスクールなどを、忖度なしの視点で比較・検証し、転職を考えるすべての人に役立つ情報を発信しています。本調査も、そうした「働く人のリアルな本音」を可視化する取り組みの一環として実施しました。

スクロールできます
メディア名レビューファクト(Review Fact)
URLhttps://jobshift.xsrv.jp/
運営レビューファクト編集部

本調査データのご利用について(引用・転載を歓迎します)

本調査の結果・グラフ・数値は、出典を明記いただければ、ニュースメディア・ブログ・SNS等で自由に引用・転載いただけます。引用の際は、出典として「レビューファクト( https://jobshift.xsrv.jp/ )調べ」と明記し、本記事へのリンクを設置してください。リンクを設置頂ければグラフ画像はそのままご利用いただけます。詳細データ(満足度別・転職意向別・家庭状況別のクロス集計など)の追加提供やインタビュー取材のご相談も歓迎します。

【本件に関するお問い合わせ先】レビューファクト編集部

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

上場企業の管理職として、人材育成・マネジメント・教育に長年従事。
延べ数百回の採用面接を経験し、転職エージェント事業ではキャリアアドバイザーも兼務してきました。
「採用する側」と「転職を支援する側」の両視点から、特定のサービスに偏らない独立した分析で、データと一次情報に基づく「後悔しない転職判断」をお届けします。

目次