【働き方の逆説調査】“リモートより出社中心”がしんどい ── 静かな退職も燃え尽きも“出社中心(週1〜2在宅)”が最多、フルリモートは最低

【PR】当ページのリンクには広告が含まれている場合があります。
働き方の逆説調査。静かな退職も燃え尽きも最も多いのは出社中心、フルリモートが最も低い(レビューファクト調査)

正社員1,000名を働き方別に分析 ── 静かな退職も燃え尽きも転職検討も“出社中心(週1〜2在宅)”が最多。フルリモートが最も低い、通説と逆の結果

「リモートワークは孤独で、仕事へのやる気も下がる」――そんなイメージが、いまも根強く語られます。けれど、本当にリモートのほうがしんどいのでしょうか。それとも、私たちの思い込みなのでしょうか。

転職サービスのレビュー・比較メディア「レビューファクト」( https://jobshift.xsrv.jp/ )は、全国の20〜49歳・正社員1,000名を、働き方(出社・リモート)別に分析しました。

静かな退職・燃え尽き・転職検討・仕事への不満が、働き方(ほぼ毎日出社/出社中心〔週1〜2在宅〕/リモート中心/フルリモート)によってどう変わるかを集計しています。

結果は、通説とは逆でした。静かな退職、燃え尽き、転職検討――いずれも最も多いのは“出社中心(週1〜2在宅)”で、フルリモートが最も低いという結果だったのです。

ただし、フルリモートは正社員のわずか3.7%という少数派。さらに「仕事への不満」だけはフルリモートで高めという“別の顔”もありました(フルリモートはn=37の参考値です)。

本調査における主な結果
  • 静かな退職・燃え尽き・転職検討、いずれも“出社中心(週1〜2在宅)”が最多、フルリモートが最低
  • 静か:出社中心64.8%/フルリモート35.1%、燃え尽き:出社中心71.1%/フルリモート37.8%
  • 転職検討も出社中心67.3%が最多(フルリモート16.2%)
  • でもフルリモートは正社員のわずか3.7%=理想と現実のギャップ
  • フルリモートは「仕事の不満」はむしろ最高56.8%という別の顔も(※n=37の参考値)

※調査方法や対象者などの詳細は後述の「調査の実施概要」をご覧ください。「フルリモート」は回答者37名、「リモート中心」は89名と母数が小さいため、フルリモートの数字は参考値としてお読みください。

目次

1.“静かな退職”が最も多いのは「出社中心」64.8% ── リモートではない

「リモートは孤独で、やる気を奪う」――その通説を、最初の指標から疑ってみましょう。必要最低限しか働かない「静かな退職」が最も多いのは、どの働き方の人なのでしょうか(正社員1,000名)。

静かな退職の割合を働き方別に。ほぼ毎日出社46.8%、出社中心64.8%、リモート中心55.1%、フルリモート35.1%。出社中心が最多
“静かな退職”が最も多いのは「出社中心」64.8%(フルリモートはn=37の参考値)(出典:レビューファクト調べ)

最も高いのは「出社中心(週1〜2在宅)」で64.8%。「ほぼ毎日出社」46.8%、「リモート中心」55.1%を上回り、「フルリモート」は35.1%と最も低い結果でした。リモートほど静かな退職が増える、という通説とはむしろ逆です。

編集部の視点

「リモート=孤独でやる気を失う」というイメージとは反対に、最もしんどいのは“出社中心”でした。毎日完全に出社するより、出社とリモートが週ごとに混在する「中途半端な働き方」のほうが、生活リズムや人間関係の負担が読みづらく、ストレスになりやすいのかもしれません(これは編集部の仮説です)。「制度はあるのに、なんだか疲れる」――その違和感は、気のせいではない可能性があります。

2.“燃え尽き”も「出社中心」が最多71.1%

1つの指標だけなら、偶然かもしれません。同じ逆転は、燃え尽きでも起きるのか。働き方別に確かめました(正社員1,000名)。

燃え尽き経験の割合を働き方別に。ほぼ毎日出社52.0%、出社中心71.1%、リモート中心58.4%、フルリモート37.8%。出社中心が最多
“燃え尽き”も「出社中心」が最多71.1%(フルリモートはn=37の参考値)(出典:レビューファクト調べ)

燃え尽き経験も「出社中心」が71.1%で最多。「ほぼ毎日出社」52.0%、「リモート中心」58.4%を上回り、「フルリモート」は37.8%と最も低い結果です。静かな退職に続き、燃え尽きでも“出社中心が最もしんどい”という同じ逆説が確認できました。

2つの異なる指標で同じ結果が出るのは、偶然とは考えにくいものです。「出社」と「在宅」を行き来する働き方は、一見いいとこ取りに見えて、実は通勤と在宅準備の両方の負担を抱え、コミュニケーションも分断されがち。

もしあなたが“出社中心”でなぜか消耗しているなら、それはあなたの問題ではなく、その働き方自体の特性かもしれません。

3.“転職検討”も「出社中心」が最多67.3%

気持ちのしんどさは、「転職を考える」という行動にも表れるのでしょうか。働き方別に、転職検討率を比べました(正社員1,000名)。

転職検討率を働き方別に。ほぼ毎日出社41.2%、出社中心67.3%、リモート中心50.6%、フルリモート16.2%。出社中心が最多
“転職検討”も「出社中心」が最多67.3%(フルリモートはn=37の参考値)(出典:レビューファクト調べ)

転職を検討している人も「出社中心」が67.3%で最多。「フルリモート」は16.2%にとどまりました。出社中心の人ほど、しんどさを抱え、実際に転職も考えているのです。働き方の満足度が、転職意向に直結していることがうかがえます。

逆に、フルリモートの人が転職を考えにくいのは、「この働き方を手放したくない」という強い満足の表れでしょう。働き方は、それ自体が“辞めたい・残りたい”を左右する決定的な要素になっています。

今の出社ルールに不満があるなら、それは立派な転職理由。我慢して当たり前ではありません。

4.でもフルリモートは、正社員のわずか3.7%

では、最もしんどさが低かった「フルリモート」は、いったいどれくらいいるのか。理想と現実のギャップが、ここで浮かび上がります(正社員1,000名)。

正社員の働き方の内訳。ほぼ毎日出社65.0%、出社中心15.9%、リモート中心8.9%、フルリモート3.7%、外勤現場ほか6.5%
フルリモートは正社員のわずか3.7%、65%はほぼ毎日出社(出典:レビューファクト調べ)

「ほぼ毎日出社」が65.0%と圧倒的多数。「出社中心」15.9%、「リモート中心」8.9%と続き、「フルリモート」はわずか3.7%でした。最もしんどさが低い働き方は、ごく一部の人しか実現できていない――理想と現実のギャップが見えてきます。

編集部の視点

「フルリモートは一部の恵まれた人だけ」と諦めてしまう人もいます。しかし、職種や業界・企業によっては、フルリモートや柔軟な出社制度を正社員に提供している会社は確実に存在します。3.7%という数字は「狭き門」ですが、ゼロではありません。大切なのは、“今の会社の制度がすべて”だと思い込まないこと。働き方は、会社を選び直すことで変えられます。

5.フルリモートの“別の顔”── 仕事の不満はむしろ最高56.8%

では、フルリモートは“万能の働き方”なのでしょうか。最後に、仕事そのものへの不満を働き方別に見ると、これまでとは正反対の結果が出ました(正社員1,000名)。

仕事への不満を働き方別に。ほぼ毎日出社45.2%、出社中心30.8%、リモート中心46.1%、フルリモート56.8%。フルリモートが最高
フルリモートは“仕事の不満”がむしろ最高56.8%(n=37の参考値)(出典:レビューファクト調べ)

ここでは結果が反転します。仕事への不満が最も高いのは、「フルリモート」56.8%(※n=37の参考値)。静かな退職や燃え尽きは最も低かったフルリモートですが、仕事そのものへの不満は、むしろ最も高いのです。

孤立感や評価されにくさといった、リモートならではの悩みがうかがえます。

フルリモートは、燃え尽きや静かな退職こそ少ないものの、仕事への不満は高め。一方で出社中心は、しんどさは最大でも仕事への不満は最も低い(30.8%)という対照的な結果でした。

働き方に「すべて良い」正解はなく、それぞれに別の難しさがあるのです。

だからこそ、自分が何を一番大事にするか――燃え尽きないことか、孤立しないことか――を見極めて働き方を選ぶことが重要になります(フルリモートはn=37の参考値です)。

6.“働き方”で職場を選び直すという発想

この調査が示すのは、「働き方は、しんどさを左右する立派な選択軸」だということです。給与や仕事内容と同じくらい、出社・リモートの制度は満足度を決めます。では、どう見極めればいいのでしょうか。

働き方で職場を選ぶ3つのチェック
  • 制度が“実際に使われているか”:リモート可と書かれていても形骸化していないか。社員の利用実態を口コミや面談で確認する。
  • 中途半端な出社体制になっていないか:最もしんどいのは“出社中心”。週何日出社か、固定か選べるかを具体的に確認する。
  • リモートでも孤立しない仕組みがあるか:フルリモートの不満は「孤立・評価」。1on1や評価制度が整っているかを見る。

求人票の「リモート可」だけでは、実態は分かりません。転職エージェントに働き方の実態を確認してもらう、口コミで社員のリアルな出社頻度を調べる――こうした一手間が、「入社したら結局ほぼ出社だった」というミスマッチを防ぎます。働き方は、妥協せず確かめてよい条件です。

まとめ:“完全リモート”も“完全出社”も少数派。中途半端な出社体制が一番こたえる

本分析からは、「リモート=しんどい」という通説とは逆に、静かな退職・燃え尽き・転職検討のいずれも“出社中心(週1〜2在宅)”が最も高いことが分かりました。フルリモートは、これらのしんどさが最も低い働き方です。

ただし、そのフルリモートは正社員のわずか3.7%。しかも仕事への不満は高めという別の顔もあります。働き方の問題は、「出社かリモートか」の二択では語れないのです。大切なのは、自分が何に消耗し、何で満たされるのかを知ること。

最もこたえているのは、出社とリモートが混在する“中途半端な出社体制”でした。もし今の働き方にしんどさを感じているなら、それは「働き方の制度が自分に合っていない」サインかもしれません。

会社によって、出社・リモートの制度は驚くほど異なります。我慢して合わせ続けるより、働き方を軸に職場を選び直すという発想を。

複数の転職サービスで“働き方の実態”まで比較すれば、自分に本当に合う環境はきっと見つかります。

調査の実施概要

スクロールできます
項目内容
調査機関自社調査(レビューファクト)
調査方法インターネット調査(アイブリッジ株式会社「Freeasy」)
対象エリア全国
対象者全国の20歳〜49歳・正社員の男女(働き方の内訳:ほぼ毎日出社650名・出社中心159名・リモート中心89名・フルリモート37名・外勤現場ほか65名)
調査期間2026年6月16日〜6月19日
有効回答スクリーニング調査1,000名
集計についての注記
  • 各指標は正社員1,000名を働き方別に集計したものです。「フルリモート」は37名、「リモート中心」は89名と母数が小さいため、フルリモートの数字は参考値としてお読みください。
  • 「中途半端な出社体制がストレスになりやすい」とする記述は、編集部の仮説(見解)です。
  • 割合は四捨五入した値を表示しているため、合計が100%にならない場合があります。

レビューファクトについて

レビューファクト(Review Fact)は、「迷ったときの羅針盤」をタグラインに掲げる、転職・キャリア系サービスのレビュー・比較メディアです。

転職エージェント、キャリアコーチング、退職代行、スキルスクールなどを、忖度なしの視点で比較・検証し、転職を考えるすべての人に役立つ情報を発信しています。本調査も、そうした「働く人のリアルな本音」を可視化する取り組みの一環として実施しました。

スクロールできます
メディア名レビューファクト(Review Fact)
URLhttps://jobshift.xsrv.jp/
運営レビューファクト編集部

本調査データのご利用について(引用・転載を歓迎します)

本調査の結果・グラフ・数値は、出典を明記いただければ、ニュースメディア・ブログ・SNS等で自由に引用・転載いただけます。引用の際は、出典として「レビューファクト( https://jobshift.xsrv.jp/ )調べ」と明記し、本記事へのリンクを設置してください。リンクを設置頂ければグラフ画像はそのままご利用いただけます。詳細データの追加提供やインタビュー取材のご相談も歓迎します。

【本件に関するお問い合わせ先】レビューファクト編集部

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

上場企業の管理職として、人材育成・マネジメント・教育に長年従事。
延べ数百回の採用面接を経験し、転職エージェント事業ではキャリアアドバイザーも兼務してきました。
「採用する側」と「転職を支援する側」の両視点から、特定のサービスに偏らない独立した分析で、データと一次情報に基づく「後悔しない転職判断」をお届けします。

目次