【転職面接の本音調査】面接で聞きたいのに「聞けなかった」60.6% ── 聞けない1位は「給与・賞与」52%、入社後に後悔する盲点も“お金”

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面接で聞きたいのに聞けなかった会社員は60.6%、聞けない1位は給与・賞与52%(レビューファクト調査)

転職経験者574名に調査 ── 面接で「聞けなかった」経験は60.6%、聞けない1位は「給与・賞与」52%。入社後に後悔する確認不足も1位は“お金”

転職の面接は、企業が応募者を見極める場であると同時に、応募者が会社を見極める場でもあります。けれど多くの人は、本当に知りたいことを「聞きたいのに聞けない」まま面接を終えてしまうのではないでしょうか。

転職サービスのレビュー・比較メディア「レビューファクト」( https://jobshift.xsrv.jp/ )は、全国の20〜49歳・正社員のうち転職の面接を受けた574名、さらに転職経験がある100名を対象に調査を実施しました。

面接で「聞きたかったのに聞けなかった」経験があるか、それは具体的に何か、そして入社後に「確認しておけばよかった」と後悔したことは何かを質問しています。

本調査の結果、面接で「聞きたいのに聞けなかった」経験がある人は60.6%。聞けなかったことの1位は「給与・賞与の詳細」52%で、お金が最も聞きづらい話題でした。

さらに注目すべきは、入社後に「確認しておけばよかった」と後悔することの1位も同じ「給与・賞与の詳細」43%だった点です。面接で聞けない項目が、そのまま入社後の後悔につながっています。

本調査における主な結果
  • 面接で「本当は聞きたかったのに聞けなかった」経験がある人は60.6%
  • 聞けなかったこと1位は「給与・賞与の詳細」52%、2位「残業・休日の実態」37%
  • 入社後に「確認しておけば」と後悔する1位も“お金”(給与・賞与43%)=聞けない項目と一致
  • 転職を本気で考える人ほど聞けなかった(積極検討層80.9%/無関心層25.8%)
  • 【場数で克服】転職1回目は65.3%が聞けなかった → 2回以上で56.2%に改善
  • 在職中に動いた人ほど聞けなかった(66.2%/退職後49.2%)/最も聞けないのは30代63.9%

※調査方法や対象者などの詳細については、後述の「調査の実施概要」をご覧ください。聞けなかったこと・確認すべきだったことは複数回答のため、合計は100%を超えます。

目次

1.面接で「聞けなかった」経験は60.6% ── 6割が本音を飲み込んでいる

面接は、企業が応募者を見極める場であると同時に、応募者が会社を見極める場でもあります。けれど、本当に知りたいことを聞けないまま終えてしまう人は、どれくらいいるのでしょうか。転職の面接を受けた574名に尋ねました。

面接で聞きたいのに聞けなかった経験がある人は60.6%。よくあった17.6%、たまにあった43.0%、ほとんどなかった26.3%、まったくなかった13.1%
面接で「聞きたいのに聞けなかった」経験がある人は60.6%(出典:レビューファクト調べ)

「よくあった」17.6%、「たまにあった」43.0%。合わせて60.6%が、面接で聞きたいことを聞けなかった経験を持っていました。6割の人が、本音の疑問を飲み込んだまま面接を終えています。

編集部の視点

面接は「選ばれる場」だと意識するほど、応募者は質問を控えがちになります。印象を悪くしたくない、評価を下げたくない――その気遣いが、本当に知りたいことを聞けない空気を生みます。しかし、聞かずに入社した結果、後悔につながるとしたら本末転倒です。本調査では「何が聞けないのか」「なぜ聞けないのか」を掘り下げました。

2.聞けなかったこと1位は「給与・賞与の詳細」52% ── お金が最も聞きづらい

では、飲み込まれたまま終わった疑問とは、具体的に何だったのか。聞けなかった経験のある100名に、その中身を挙げてもらいました。

面接で聞けなかったこと1位は「給与・賞与の詳細」52%、残業・休日の実態37%、上司の人柄・人間関係31%、離職率・定着率29%
聞けなかったこと1位は「給与・賞与の詳細」52%(出典:レビューファクト調べ)

1位は「給与・賞与の詳細」52%。次いで「残業・休日の実態」37%、「上司の人柄・人間関係」31%、「離職率・定着率」29%と続きました。条件面のなかでも、最も生活に直結する“お金”が、最も聞きづらいという結果です。

「お金の話を切り出すと、がめつい印象を持たれそう」――そんな遠慮が、給与を聞けない最大の理由でしょう。けれど給与・残業・人間関係は、入社後の満足度を最も左右する核心です。

聞きづらいことほど、確認しないまま入社するリスクが高いといえます。

3.入社後に後悔する確認不足も1位は“お金”43% ── 聞けない=後悔が一致

聞けなかったことは、入社後の後悔とどうつながるのか。転職経験のある100名に「入社前に確認しておけばよかった」と思うことを聞くと、ある“一致”が浮かび上がりました。

入社前に確認すべきだった1位は「給与・賞与の詳細」43%、残業・休日の実態31%、配属先・職務内容24%。聞けなかった項目と一致
入社後に後悔する確認不足の1位も“お金”(給与・賞与43%)(出典:レビューファクト調べ)

後悔の1位は「給与・賞与の詳細」43%、2位「残業・休日の実態」31%。面接で「聞けなかったこと」のツートップ(給与・残業)と、入社後に「確認すべきだった」と後悔することのツートップが、見事に一致しました。聞けなかったことが、そのまま後悔に変わっています。

編集部の視点

「聞けなかったこと」と「確認しておけばよかったこと」が一致したのは、偶然ではありません。給与・残業という生活の核心は、聞きづらいからこそ確認されず、入社後に「こんなはずでは」と後悔を生みます。逆に言えば、面接でお金と残業さえきちんと確認できれば、入社後の後悔の多くは防げる――そんな構造がデータから読み取れます。

4.転職を本気で考える人ほど聞けなかった ── 積極検討層80.9% vs 無関心層25.8%

転職に前向きな人ほど、面接でも強気に聞けそうなものです。けれど、現実は逆かもしれません。現在の転職意向別に、聞けなかった割合を比べました(面接を受けた574名)。

転職意向別の聞けなかった割合。積極的に考えている80.9%、なんとなく73.4%、今は考えていない42.7%、まったく考えていない25.8%
転職を本気で考える人ほど聞けなかった(積極検討層80.9% vs 無関心層25.8%)(出典:レビューファクト調べ)

転職を「積極的に考えている」人は80.9%が聞けなかったと回答。「まったく考えていない」人(25.8%)の約3倍に達しました。転職に前向きな人ほど、聞けなかった経験を多く抱えています。

転職活動が活発な人ほど面接を受ける回数が多く、その分「聞けなかった場面」にも多く直面します。裏を返せば、面接の場数そのものが、聞けないという課題を生むということ。だからこそ、聞き方の準備が効いてきます。

5.在職中に動いた人ほど聞けなかった ── 66.2% vs 退職後49.2%

働きながら動くか、辞めてから動くか。準備にかけられる時間の差は、“聞けたかどうか”にも表れるのでしょうか(面接を受けた574名)。

活動タイミング別の聞けなかった割合。在職中に活動した人66.2%、退職後に活動した人49.2%
在職中に動いた人ほど聞けなかった(66.2% vs 退職後49.2%)(出典:レビューファクト調べ)

在職中に活動した人は66.2%が聞けなかったのに対し、退職後に活動した人では49.2%。働きながら転職する人ほど、面接準備の時間が取りにくいことが背景にあると考えられます。

在職中の転職は時間との戦いです。限られた面接の機会で、つい本題の確認を後回しにしてしまう。聞きたいことを事前にメモしておくだけでも、聞けなかった後悔はぐっと減らせます。

6.【場数で克服】2回目以降は聞けるようになる ── 1回目65.3%→2回以上56.2%

面接は、場数で上達するのでしょうか。1回目の転職と、2回目以降とで、聞けなかった割合を比べました(面接を受けた574名)。

転職回数別の聞けなかった割合。転職1回目65.3%、転職2回以上56.2%。場数で克服
2回目以降は聞けるようになる(1回目65.3%→2回以上56.2%)(出典:レビューファクト調べ)

転職1回目では65.3%が聞けなかったのに対し、2回以上経験した人では56.2%まで下がりました。経験を重ねるほど、聞きたいことを聞けるようになる――面接は“場数”で上達することがうかがえます。

編集部の視点

2回目以降に聞けるようになるのは、「聞いても大丈夫」「むしろ聞くべき」と経験的に学ぶからでしょう。であれば、1回目から逆質問の“型”を持っておけば、初めての転職でも臆さず確認できます。給与・残業・人間関係を自然に尋ねる質問例を準備しておくことが、後悔しない面接の近道です。

7.今の仕事に満足な人ほど「聞けなかった」と振り返る ── 満足層72.9% vs 不満層45.5%

今の仕事への満足度は、過去の面接の“振り返り方”をどう変えるのか。満足度別に、聞けなかった経験を見ました(面接を受けた574名)。

仕事満足度別の聞けなかった割合。満足74.7%、やや満足72.1%、やや不満48.5%、不満35.1%
今の仕事に満足な人ほど「聞けなかった」と振り返る(満足層72.9% vs 不満層45.5%)(出典:レビューファクト調べ)

今の仕事に「満足」な人は74.7%、「やや満足」72.1%が聞けなかったと回答。満足層(72.9%)は不満層(45.5%)を大きく上回りました。円満に進めたい人ほど、波風を立てる質問を控えていたとも読み取れます。

満足度が高い人ほど「聞けなかった」と振り返るのは、当時その場の空気を尊重し、踏み込んだ質問を避けたためかもしれません。

これは満足度と聞けなかった経験の相関であり、因果ではありませんが、「気遣いができる人ほど、自分の確認は後回しにしがち」という傾向がうかがえます。

8.最も聞けないのは30代 ── 63.9%

最後に、世代差です。最も多く本音を飲み込んでいるのは、どの年代なのでしょうか(面接を受けた574名)。

年代別の聞けなかった割合。20代63.0%、30代63.9%、40代56.7%。最も聞けないのは30代
最も聞けないのは30代(63.9%)(出典:レビューファクト調べ)

最も高いのは30代63.9%、次いで20代63.0%。40代では56.7%とやや下がりました。家庭やキャリアの責任が増す30代で、最も本音を飲み込んでいることがうかがえます。性別では男性61.6%が女性59.6%をわずかに上回りました。

まとめ:面接は「選ばれる場」ではなく「見極める場」 ── 聞きづらいお金こそ、最初に

本調査からは、面接で「聞きたいのに聞けなかった」経験がある人が60.6%にのぼり、聞けなかったことの1位は「給与・賞与の詳細」52%であることが明らかになりました。お金が、最も聞きづらい話題です。

そして、入社後に「確認しておけばよかった」と後悔する1位も、同じ“お金”(43%)でした。聞けなかったことが、そのまま後悔に直結しています。一方で、転職を2回以上経験した人は聞けるようになっており、面接は場数で上達することもわかりました。

面接は、企業に選ばれる場であると同時に、あなたが会社を見極める場でもあります。聞きづらいお金や残業こそ、最初に確認すべき核心。直接聞きにくければ、転職エージェント経由や条件面談で確認する方法もあります。

逆質問の準備をして臨むことが、入社後の後悔を防ぐ最大の備えになるのではないでしょうか。

調査の実施概要

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項目内容
調査機関自社調査(レビューファクト)
調査方法インターネット調査(アイブリッジ株式会社「Freeasy」)
対象エリア全国
対象者全国の20歳〜49歳・正社員の男女(聞けなかった割合・転職意向別・活動タイミング別・転職回数別・満足度別・年代別=転職の面接を受けた574名/聞けなかったこと=面接で聞けなかった経験がある100名/確認すべきだったこと=転職経験がある100名)
調査期間2026年6月16日〜6月19日
有効回答スクリーニング調査1,000名(うち面接を受けた574名で集計)/本調査100名
集計についての注記
  • 「聞けなかった割合」および各クロス集計(セクション1・4・5・6・7・8)は、スクリーニング調査の回答者のうち「転職の面接を受けた」574名を分母に集計しています。
  • 「聞けなかったこと」(セクション2)は面接で聞けなかった経験がある100名、「確認すべきだったこと」(セクション3)は転職経験がある100名を対象とした本調査の結果です。
  • 聞けなかったこと・確認すべきだったことは複数回答のため、合計は100%を超えます。聞けなかった経験は単一回答です。
  • 割合は四捨五入した値を表示しているため、合計が100%にならない場合があります。

レビューファクトについて

レビューファクト(Review Fact)は、「迷ったときの羅針盤」をタグラインに掲げる、転職・キャリア系サービスのレビュー・比較メディアです。

転職エージェント、キャリアコーチング、退職代行、スキルスクールなどを、忖度なしの視点で比較・検証し、転職を考えるすべての人に役立つ情報を発信しています。本調査も、そうした「働く人のリアルな本音」を可視化する取り組みの一環として実施しました。

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メディア名レビューファクト(Review Fact)
URLhttps://jobshift.xsrv.jp/
運営レビューファクト編集部

本調査データのご利用について(引用・転載を歓迎します)

本調査の結果・グラフ・数値は、出典を明記いただければ、ニュースメディア・ブログ・SNS等で自由に引用・転載いただけます。引用の際は、出典として「レビューファクト( https://jobshift.xsrv.jp/ )調べ」と明記し、本記事へのリンクを設置してください。リンクを設置頂ければグラフ画像はそのままご利用いただけます。詳細データ(転職意向別・転職回数別・年代別のクロス集計など)の追加提供やインタビュー取材のご相談も歓迎します。

【本件に関するお問い合わせ先】レビューファクト編集部

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この記事を書いた人

上場企業の管理職として、人材育成・マネジメント・教育に長年従事。
延べ数百回の採用面接を経験し、転職エージェント事業ではキャリアアドバイザーも兼務してきました。
「採用する側」と「転職を支援する側」の両視点から、特定のサービスに偏らない独立した分析で、データと一次情報に基づく「後悔しない転職判断」をお届けします。

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